社会人2-3年目で、全く評価されなくてキツイと感じているあなたへ。
毎日頑張っているのに、上司からのフィードバックは厳しかったり、同期、後輩がどんどん先に進んでいるように見えたりして、心が折れそうになる瞬間もあるかもしれませんね。
私もかつて、そんな気持ちを味わったことがあります。営業数字が出ない時は、当然ですが自分なりに頑張っていたつもりなのに認めてもらえず、帰り道でため息ばかりついていました。でも、そこから這い上がれた経験があるからこそ、あなたに伝えたいことがあります。
あなたは今、つらいかもしれないけれど、絶対に変われる力を持っています。この記事では、そんなあなたに寄り添いながら、少し笑えて、でもちゃんと役に立つ話を届けたいと思います。
評価されない時期は、実はチャンスかもしれない
「評価されないなんて、もう終わりだ」と感じる瞬間ってありますよね。
私もかつて、営業成績が伸び悩んでいた頃、上司に「もっと頭を使え」と言われて、「いや、頭フル回転してるんですけど!?」と心の中で叫んだことがあります。
でも、後から気づいたんです。その「頭を使う」という言葉の中に、実は成長のヒントが隠れていたって。評価されない時期って、自分のやり方を見直す絶好のタイミングなんですよね。だって、うまくいっているときは、わざわざ「何でうまくいったんだろう」なんて考えないじゃないですか。
今のあなたが感じている悔しさやキツさは、きっと後で「あの時があったから」と笑えるネタになるはずです。
じゃあ、どうやってそのチャンスをつかむか。

ここで大事になってくるのが、自分の頭の中をちょっと覗いてみる力、つまり「メタ認知能力」です。
難しそうな言葉に聞こえるかもしれませんが、簡単に言えば「自分を客観的に見る力」のこと。例えば、「なんでこの提案、顧客に響かなかったんだろう」とか、「私の話し方、もしかして早すぎる?」とか、自分の行動を少し離れたところから眺めてみるんです。
これができると、自分の弱点を笑いものにしながら改善していけるんですよ。
私の失敗談と、そこから学んだこと
ちょっと私の話をさせてください。
私が自衛隊を抜けて最初に入った教育会社はゴリゴリの営業会社。入社1週間ほどで、すぐに商談に出されました。当然、気合十分で臨んだのに、いただいた質問にうまく答えられません。なんなら商品の表面的な理解しかしていない状態。
うなだれて帰社すると、当時の上司からは「準備不足ですね」と一蹴されてしまいました。みんなの前で言われたときは、恥ずかしさと悔しさで顔から火が出そうでした。
でも、その一言で気づいたんです。自分の準備が足りなかったこと、そして顧客の立場に立って考える視点が欠けていたことを。
それからは、商談中に「相手が何を聞きたいか」を想像してメモする癖をつけて商談後にそれを振り返るようにしたら、だんだん会話がスムーズになってきました。営業の何を聞きたかったのかという答え合わせは最後の最後はクロージング後しかわからないからです。
このようにできたのは当時の「準備不足ですね」という一言からどのような準備をすればよいのか、その準備をどのように効果測定すればよいのか自分で考えられたからです。

失敗って、その時は笑えないけど、後から「まあ、良い経験になったな」と思える瞬間が来ます。
例えば、上司に「もっと数字を」と言われたら、「数字って何? 私の頑張りは単位にならないんですか!?」と心の中でツッコミを入れつつ、どうすれば数字に繋がるかを考えてみる。そうやって、少しずつ自分の行動を変えていくんです。これもメタ認知の一つです。
メタ認知能力を磨く、3つの方法(実行済)
じゃあ、どうやってメタ認知能力を鍛えるか。ここでは、私が実際にやってみて「意外と効くな」と思った方法をいくつかお伝えします。堅苦しくないので、気軽に試してみてください。
- 自分の行動を実況中継してみる。
- 同僚や友達、上司に「奇譚のないご意見」を伺う。
- 翌日に前日の日記を書く。
まず、自分の行動を「実況中継」してみるのはどうでしょうか。
例えば、仕事中に「はい、今、私はメールを3分で返そうとして焦ってますね。でも、この焦りがミスを生む可能性、大です」とか、心の中で呟いてみるんです。ちょっとしたコントみたいで笑えますが、これが意外と自分の癖に気づくきっかけになるんです。
自分も昔これやってみたら、「あ、私ってすぐ『急いでるアピール』するな」と気づいて、そこから落ち着いて対応する癖がつきました。
次に、同僚や友達に「私の仕事ぶり、どう思う?」と聞いてみるのもおすすめです。
私の場合、先輩に「熱意はあるけど話が長い」と言われて、「え、長かったっけ?」とショックを受けたことがあります。でも、その一言で「短くまとめる練習」を始めたら、商談も社内コミュニケーションもスッキリして周囲の反応も良くなったんです。他人の目は気にしすぎると動けなくなりますが、それでも聞くに値する意見を持ってくれています。大切にしましょう。
最後に、翌朝の起床直後に「昨日の自分、どうだった?」と振り返る時間を1分だけ作ってみてください。私は前日の自分を振り返って日記を書いている時期があって、死ぬほど失敗した翌日に自分で笑っちゃいました。でも、そうやって振り返ると、「次はこうしよう」って具体的なアイデアが浮かんでくるんです。
キツイ今を、笑える未来に変えよう
あなたが今感じているキツさは、永遠じゃないです。
私だって、かつては評価されない自分に落ち込んで、「もう無理かも」と思ったこともありました。でも、自分の行動を少しずつ見直して、時には笑いものにしながら進んでみたら、いつの間にか「まあ、悪くないな」と思える日が来ました。
あなたにも、そんな日が絶対に来ます。今は評価されなくても、あなたの頑張りはちゃんと積み重なっていますよ。今日から一歩、踏み出してみませんか。応援しています!