前回、借金390万円を背負ったアラサーバツイチの現状についてお話ししました。今回は、僕がベトナム移住を決意する決定的なきっかけとなった、あの衝撃的な体験についてお話しします。
高級住宅街に住んでも全然特別じゃなかった件
まず正直に告白します。都心に住むのが夢だったんです。
会社からの近さ、そして何より「都会に住んでる俺カッコいい」みたいな変なプライドがありました。
でも実際住んでみると…普通でした。めちゃくちゃ普通。
高い家賃、満員電車、コンビニ弁当、Netflix、寝る。この繰り返し。
「あれ?これが僕の憧れてた生活だっけ?」
そんな時に旅行でベトナムに立ち寄りました。
正直、期待値は低かったです。「発展途上国でしょ?」くらいの認識でした。
ホーチミンでパラダイムシフトを起こす
ベトナムに着いて、空港からタクシーでホーチミン市内に向かう途中、窓から見える景色に目を奪われました。
バイクが異常に多い。でも不思議と殺伐としてない。むしろ、みんななんか楽しそう。
ホテルにチェックインして、とりあえず街をぶらぶら歩いてみたんです。
そこで衝撃を受けました。
道端のカフェで、おじいちゃんがコーヒー飲みながら新聞読んでる。その隣で若者がノートパソコン開いて何か作業してる。子どもたちが路地で元気よく遊んでる。バイクの上でおじさんが寝てる。
時間がゆっくり流れてるんです。
東京では常に何かに追われてる感じがしてました。電車の時刻、会議の時間、締切、スケジュール。でもここでは、時間が自分のものになってる感覚がありました。
一番衝撃だったのは人々の「向上心」
でも一番印象的だったのは、現地の人たちの表情でした。
みんな、すごく前向きなんです。でもカツカツしてない。
カフェで働く若い女性も、バイクタクシーの運転手さんも、屋台のおじさんも、みんな「もっと良くなりたい」っていうエネルギーに満ちてる。(気がする)
これって日本では最近あんまり見ない光景かもしれません。
発展途上だからこそ、みんなが上を目指してる。この環境にいると、自分も自然と「何かやってやろう」って気持ちになるんです。
帰ってきた時に感じた違和感
ベトナムから帰国して、自分の部屋に戻った時の違和感は忘れられません。
「ここは僕の居場所じゃない」
そう確信しました。
あの一週間で、僕の中の何かが完全に変わってしまったんです。
住む場所を変えることで、人生そのものを変えられる。そんな確信を得ました。
次回は、いよいよベトナム移住を決意した具体的な理由と、借金390万円男の「超現実的な移住計画」についてお話しします。
実は、めちゃくちゃ計算してます。